研修報告

5月研修

リスクマネージメントと対処法、高齢者の窒息
日時 2019/5/15
場所 メロディハウス2階 講師メロディナース 芝、白井氏

1転倒について
高齢者の方は転倒しやすく転倒したことがきっかけで寝たきりになることもある。 

どうゆう方が転倒しやすいのか?
・特定の疾患を持ってる人・変形性膝関節症による膝の痛み
・心疾患による息切れ・食欲不振による低栄養状態
・目が見えにくい、耳が聞こえにくい・認知症、・骨粗鬆症

・薬を5種類以上飲んでる方4の割がふらつきや転倒しているデータがある。
・睡眠導入剤や精神安定剤を服用しているかたも注意が必要です
くすりによってふらつきがある場合主治医に薬の見直しをしてもらうのも対策の一つ。

転倒で一番心配なのは頭部の打撲です。
脳への衝撃は生命に関わることが多いのでぶつけたらなるべく早く受診すべきです。
転倒していた又はしてしまった場合は、すぐに起こすのではなくまずは冷静になって状況を
把握しどこに連絡するか判断することが大切です。

2窒息について
窒息を起こしやすい高齢者の特徴
・歯が衰えてきている・飲み込む力が弱い・噛む力が弱い・唾液の量が少ない
窒息しやすい食べ物は?
1食物(食品であるが詳細不明のもの)
2おかゆ類
3餅4ご飯5肉 (個人差によります)

万が一窒息が起きたらどうしたら?!
1大声を出す
2チョークサイン(窒息のサイン)の確認
3意識が無い→救急車を呼び心肺蘇生(AED)
4意識があり指示が伝わる人の場合は咳を促して喀出を試みる
5背部突き上げ方(ハイムリッヒ法)
6背部叩打法

 


※腹部突き上げ法の手順
1患者の後ろに回りウエスト付近に手を回します
2一方の手でへその位置を確認します
3もう一方の手で握りこぶしを作り親指側を患者の「へそ」の上方で
みぞおちより十分下方に当てます
4「へそ」を確認した手で握りこぶしを作りすばやく手前前方に向かって
圧迫するように突き上げます
5腹部突き上げ法を実施した場合は腹部の内臓を傷める可能性がある為
救急隊員に伝えるか、速やかに医師の診察を受けさせてください

※背部叩打法の手順
1患者の後ろから手のひらの基部で左右に肩甲骨の中間辺りを
力強く何度も叩きます。
※妊婦や乳児は腹部突き上げ法は行いません。背部叩打法のみ行います